BRIDGE TERMINAL SECIプレイス Event Vol.3 20230525

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実は説明上手な人がやっている「数学的な話し方」
~「伝える」から「伝わる」コミュニケーション術~

演者:
深沢 真太郎 氏(ビジネス数学教育家/BMコンサルティング株式会社 代表取締役
一般社団法人日本ビジネス数学協会 代表理事・明治大学客員研究員)
大村信夫氏(パラレルキャリア研究家・SECI プレイスアンバサダー)
日時:2023/5/25(木) 19:00~20:00(講演会) 20:00~(QA&懇親会)
場所:オンライン(Teams)
発信地:BRIDGE TERMINAL
会費:無料
申込:1,314名
主催:Mission Lab
後援・協力:NPO法人SECI プレイス / BRIDGE TERMINAL

https://note.com/omuranobuo/n/nbebdd6c73eca
◆当日の様子

定刻に講演開始、同時にオンライン配信スタート。冒頭まさかの金森匠さんの登場で笑いを誘い、(※編集注 金森さんは前回の登壇者です。デジャヴ的なピンクのシャツでのご登壇👚ありがとうございました!笑 深沢さんのスタイリッシュな着こなしにも注目されたし。

◆講演の骨子

数学とは、正しいことを証明する技術であり、かつ『わかる』がゴールの学問です。

すなわち、数学的な話し方とは…正しそうに説明できること。『わかる』を相手に提供できること、なのですが、ポイントは『正しそうに』伝えるということなのですね。ビジネスの世界では絶対的に正しいことは少ないと云えると知ってこそのテクニック。

ビジネスパーソンに必要な能力は、論理的思考に基づき、相手に物事を整理して伝えることです。ここに数学的なエッセンスを加味することで、即ち説得力に繋がり、あたまのいい話し方、伝え方を実現できる筈です。エッセンスはこのように、

定義、分解、比較、構造化、モデル化。

数学ではない。数学『的』な話し方というのがポイントなのです。

はてさて、レポートはここで少しだけ昔話に脱線します。執筆者であるわたくしは、本当に数学ができない子でした。赤点集会に出たこともあります(笑)※赤点集会=うちの高校にはそういうものが存在しました。29点以下は赤点と呼ばれ、放課後とある教室に呼び出され、最大級の辱めを受けるのです。いつしか数学が大嫌いになり、あまつさえ数学の先生に向かって「私の人生に数学は要らないと思うので、その時間他の勉強してもいいですか」と啖呵を切り…ああ、タイムマシンがあったらあのときの自分をハリセンで殴りたい気持ちです。

大人になり仕事を始め、数学が特段必要とされない局面においてこそ、論理的思考が求められることに気づきました。そして考えた、私はやっぱりあほだった、どうして学ぶべきときに学ばなかったか、人生遠回りしちゃったじゃんか、と…。

これまさに深沢さんがおっしゃっているテーマではないかと。目から鱗の思いで拝聴したレポート担当でした。

◆チャットから抜粋

▶今回のレポートでも、チャットから一部抜粋してご紹介します。皆さまのおかげで双方向性のコミュニケーションが成立しています!積極的なご参加をありがとうございます。

深沢さんの『数学の世界では、まず定義ありき』という説明から派生したチャット質疑応答から。なんにせよ言葉も定義付けが必要、という雑談から、『えんぴつなめなめ』という一言から盛り上がりまして…

[20:01]「じっくり考えるといった意味もあるが、(ごまかして)数字の帳尻を合わせる場合↑えんぴつなめなめの意味です。」

[20:02]「定義って本題を話す前に枠付けをするプリフレームみたいなものですかね。それをやるクセ付けができれば場をコントロールできそうです。」

[20:02]「えんぴつなめなめ:見積もり作るとか予算作るとかに良くつかわれますね!」

[20:02]「根拠がない状態で数字を作るときも使います。」

▶…といった具合で、オンラインでも参加者同士の会話が成立し、それを演者が拾い…という掛け合いが産まれておりました。

◆会場の様子、そして終盤に、深沢さまの奥様である桑野麻衣さまのご登壇。

大村さんに突然呼ばれて戸惑っておられたご様子ですが、流石の落ち着いた神対応!
華を添えてくださってありがとうございました。

◆深沢さんのFacebook投稿から、御本人の承諾を得た上で一部引用します。


トークの最後に、いまこの仕事をしている理由(いわゆるヴィジョン・ミッションのようなもの)をお伝えする時間がありまして。そこでお伝えしたことをここでもご紹介させてください。

私は教育の人間です。
そしてある矛盾をこの世からなくすために活動しています。
私たちは誰もが数学教育を受けます。しかし大人たちに出会うと多くの方が「何の役に立つのか」「大嫌いでした」「挫折しました」「数字とかそういうの苦手で・・・」とおっしゃいます。
でもこれは彼らが悪いのではありません。
あえて厳しい言い方をするなら、教育の責任なんです。
数学を嫌いにさせて、正しい学びを与えることなく、社会に出してしまっているのです。
一方で、私たちは社会に出ると「数学は大事だ」「もっとデータを活用しなきゃダメだ」「思考力を鍛えよう」「DX人材だ」「AI人材だ」・・・と偉い先生方が声高に言います。
数学を苦手にさせてしまっているのに、それはちょっとおかしいのではないかと思うのです。
矛盾しているなと。
教育者が作った矛盾は、教育者がどうにかしなければなりません。
だから私はこの矛盾をこの世からなくすために活動しています。
世界中の学校や企業で、誰もが当たり前のようにビジネス数学を学ぶことができる世の中にしたいのです。

https://www.facebook.com/shintaro.fukasawa/posts/pfbid02Xr8cH65Zkv4Hxdh5No1uzMBF15EqKR4sVvf7iUBFZ1nsbLWN3UVvhdDSicnHoEvyl

そんな話をしながら、こういうメッセージを多くの人に伝えることも私の大事な仕事だなと感じました。
たくさんの方にこのメッセージを聴いていただけたとしたら、これほど有難い機会はありません。
あらためて感謝いたします。

終了後、現場サポートメンバー懇親会のワンショット!!深沢さんご夫妻に乾杯。
深沢 真太郎さまのプロフィールならびに、連絡先はこちらです。

HP  https://business-mathematics.com

Twitter  https://twitter.com/shinchan0922

無料メールセミナー  https://business-mathematics.com/mail-mgazine/#mail-mgazine-1

〜本レポートについて、もっと内容について詳しく書いてくれ!というお声もございます。〜


ぜひリアルタイムで参加なさってください。そのほうが息吹も伝わるので(^^)…

◆次回のイベント案内

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お申込みページはこちらです。お誘い合わせのうえ、参加をお待ちしております。
https://note.com/omuranobuo/n/n1206193815b9

次回の対談では、塩野義製薬シオノギコミュニケーションバリアフリープロジェクトプロジェクトリーダーであり、ご自身も先天性の聴覚障がいである野口万里子氏と、同プロジェクトを推進されている塚本泰規氏をお招きし、お話を伺います。乞うご期待!

◆講演資料のご案内 ならびに皆様へのお願い

この活動は、NPO法人SECIプレイスの社会教育の一環としての位置付けでもあります。
資料はこちらからダウンロードできます。

講演者のご厚意での提供ですので、お取り扱いには何卒御留意ねがいます。

レポート作成:NPO法人SECI プレイス
ライティング:清水美也子@Assemblage LLC
WEB構成:水野昌彦@ideal brands.jp LLC

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