「SECIモデル」とは?

SECIモデルについて、少し説明しておきましょう。
SECIモデルの「SECI(セキ)」とは以下の4つの頭文字から来ています。一般的に、知識を産み出したり伝えたりするサイクルは、この順番で「暗黙知」と「形式知」が相互作用しながら進みます。

  1. 共同化 (Socialization)    - 暗黙知から暗黙知へ
  2. 表出化 (Externalization)  - 暗黙知から形式知へ
  3. 連結化 (Combination)  - 形式知から形式知へ
  4. 内面化 (Internalization)  - 形式知から暗黙知へ
SECIモデル概念図

「暗黙知」とは、「言語や文章で表現し難い主観的・身体的な経験知」(直感、ひらめきなど)を指します。
言葉にできない知識、と言い換えてもよいでしょう。
「形式知」とは「特定の文脈に依存しない一般的な言葉や論理」(理論モデル、マニュアルなど)を指します。こちらは、言葉にされている知識ですね。

「暗黙知」「形式知」と言うと、これも難しく聞こえますね。
でも、例えば「新人の営業マンがベテラン営業マンを見て成長する」という場面は
「新人営業マンがベテラン営業マンの暗黙知を理解して成長する」と言い換えられます。
営業マンを、技術者や職人、シェフなどに言い換えてもよいでしょう。
どうでしょう?なんとなく感覚的に理解できるのではないかと思います。

私たちは、まだ言葉になっていない「暗黙知」を日々共有しながら学び、その一部をマニュアルなどの形式知に落とし込んだりして伝えるなど、「SECI」サイクルを自然に活用しているのです。

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